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5月15日(金)から5月30日(土)まで「漆原夏樹展-生々流転・ミヅハノメノミコト-」を開催いたします。

本展は2023年に伊豆で開催された「CLIFE EDGE PROJECT うぶすなの水文学」で発表した横約10メートルにも及ぶ大作をギャラリーにて展示いたします。
本作「生々流転・ミヅハノメノミコト」は伊豆市貴僧坊水神社で祀られているミヅハノメノミコトを描いており、「生々流転」という画題として歴史的な大家が描いてきた作品を通じながら、今を生きる人々へ向けて自身が描ける希望の集積として描き出そうと試みたものです。

1977年生まれの漆原は、東京芸術大学大学院美術研究科日本画専攻を修了後、個展を中心に制作を続けている作家で「存在のあり様」を表現しようと人物と風景を中心にした作品を描き続けてきました。
近年の制作で根源的なテーマである「存在の在り様」からより深い部分にある「人や植物、風景に対する神性」について思考を重ねていた彼は「生々流転・ミヅハノメノミコト」を制作する上で、その地に永く祀られてきた水のカミとはどのようなものなのだろうか、その存在を絵画に顕わす行為を今一度深く見つめ直しました。

実際に伊豆へ足を運び、幾度も写生をする中で水や木々の気配、また信仰や営みの痕跡を辿りながら、その景色を描き出しました。作品に使用した墨や膠は舞台である水神社の湧き水で溶いており、精神的な面と物質的な面の両面で「ミヅハノメノミコト」そのものを転化させようと試みた大作となっております。
ぜひ、彼の渾身の作品を直接ご高覧くださいますようお願い申し上げます。

「漆原夏樹展-生々流転・ミヅハノメノミコト-」
会期:2026年5月15日(金)-5月30日(土)
時間:11:00-19:00(土のみ18時迄)
*「画廊の夜会」のため5月29日(金)のみ21時まで開廊いたします。